熱圏
赤ちゃんは寝る感覚が死の感覚に近くて泣いてしまうらしい。
なんとなくわかるな。その感じ。
僕が怖いのは、決して明日が来ることが怖いのではなく、明日を迎えるために眠ることが怖いんだ。
ノンレムに落ちるまでのあの孤独だけが誇張されていき、なんとなく意識が薄れていくあの感じ。怖くて眠れない日もある。早くその世界に落ちてしまいたい日。様々だ。
早く眠りにつきたい夜は、目が冴えて眠れない彼の娘の夜なんだ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
気に入ったらSubscribe よろしくお願いします。