カメレオンの抜け殻

1日1本だけ、読むと元気になったりならなかったりするブログを書いてます。

魔法の道具

僕らはいつだって淡い夢を見続けたい。

僕だってプリキュアになりたいし、仮面ライダーになりたい。

未来から猫型ロボットが、ある日、押入れに居候するかもしれない。

 

 

 

 

あんなこといいな、できたらいいな

 

 

 

どこでもドアがあれば、好きな場所にいつでも行ける。

タイムマシンがあれば、恐竜と友達になれるかもしれない。

もしも、暗記パンがあれば

 

難しいテストで100点だって……

 

 

あれ?

暗記パンってすごくないか?

 

 

食欲と知識欲を同時に解決してくれる、華のセヴンティーン受験生向けのひみつ道具じゃないか‼︎‼︎‼︎!

毎日小テストに悩まなくていいし、もっといい大学に入れるかもしれない!

 

 

だがしかし、自称進学校に通う賢い僕は考えた。

僕らが憧れるひみつ道具の開発者は、そんな私利私欲に満ちた、浅はかな理由からひみつ道具を作るのか?

開発者はもっと人格者で、僕らより困っている人のために作ったに違いない!

 

お腹が減っていて、勉強に困っている人……

 

……

 

……

 

まさたk

 

……

 

……

 

アフリカ大陸の人たちだ‼︎‼︎‼︎

 

 

やっぱり僕たちの憧れる発明家はすごい!

食糧難と教育問題を一気に解決してしまう!

 

 

きっと100年後には、

「あなたの100円で、アフリカの恵まれない子供達に20食分の暗記パンが届けられます。」

みたいな広告が、コンビニの横の募金箱に付いて、募金したくなるのだろう。

なんならそのうちUNICEFは、暗記乾パンとか開発して日持ちをよくさせるのだろう。

 

 

でも、暗記パンが仮に小麦粉から作られるとしたら、少し恐ろしい。

 

 

きっと、小麦粉の輸出量世界1位のアメリカ産の小麦を使って作られる。

そうなると、アメリカは豊かになる。

アフリカの人はまだ貧しいのに貧富の差は開いてしまう。

今度は、アフリカに送る暗記パンに少しだけ「Make America great again

なんて書いて、さらには「Thank you America

って書いてサブリミナルするんだ。

 

 

「もしも、僕がアメリカの大統領だったら」きっとそうする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実を言うと、未来の猫型ロボットとはかけ離れた姿をした青色のたぬきが、昨日僕の机の引き出しから出てきた。

 

今はブログを書く僕の隣でどら焼き食べてる。

 

ロボットなのに変なの。

 

 

 

 

 

p.s.このタヌキは竹とんぼで空を飛べるって言ってる。嘘つきだ。