現実とフィクション
フィクションと現実の境界線というものは極めて曖昧であることが、最近の僕の研究でわかった。
昨日書いたエッセイ調のコラムの内容はフィクションであり、昨日の岩手県宮古市には夕立など降っていない。そんな境界線は誰にもわからない。
しかしどうやら、「フィクション」と「嘘」は違うらしい。これも僕の研究の成果だ。
このドラマは嘘です。なんて言わないし
フィクション言ったら先生に怒られるんだよ〜。なんて小さい頃も、今も言われない。
フィクションと嘘は、自分で分けるしかない。
自分自身で境界線をつけないと、上辺だけの大人に良いようにされる。
言葉の魔力は、年齢とともに重みが増すこともある。最初はルーモアでも遺言はエクスペクトパトローナムぐらいある。
最初に戻って現実とフィクションを比べてもそうだ。
僕が今日のお昼にカツ丼を食べたのは、現実かフィクションかは誰にもわからない。
ビーフストロガノフを食べたかもしれないし、蒲焼さん太郎1枚しか食べていないかもしれない。自分だけがわかる現実と虚構の世界を、みんなが持って生きている。仮面の世界だ。薄い仮面から、厚い仮面。モノクロの仮面からカラフルな仮面。好きな仮面と嫌いな仮面。
仮面の下の本心をさらけ出すには、みんなまだまだ修行が足りないんだね。
仮面を取っても、化粧で顔を変えているかもしれないしね。
誰の顔も見ることなんて出来ないね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
気に入ったらSubscribe よろしくお願いします。