夏は夜 雨などふるもをかし
東北の夏はそろそろ終わりを告げようと、焦って地球の設定温度を下げたらしい。
急に秋っぽくなってきた空からは、夏を感じる夕立が降りてきた。
ここ最近体調が優れない僕にとっては、急な気温の変化であったりだとか、低気圧といった類のものは喜ばしくなかった。急に頭痛がしたり、耳鳴りがしたり、吐き気がしたり。ひょっとすると学校のせいかもしれないし、人生のせいかもしれない。
きっとあの清少納言だって、自律神経失調症になって、生理の前になったら、おちおち枕草子なんて書けなかっただろう。
夏は夕立。頭がいてえ。予告してくるなら準備ができるものを、急にくる夕立は、いと気に食わなく地球ごと滅んでしまえばいい。
絶対こんな感じになる。間違いない。
まあ元を辿れば夜更かしして1日で口にするのはモンスターだけみたいな生活を送っていた僕も悪いのだが。
しかし夕立というものは比較的平等であるようだ。
頭の良いあいつにも。顔の良いあいつにも。何者にもなれない僕にも。
傘を持っていないものを平等に濡らし、すべてのものに風邪になるチャンスを与える。
ああ、
みんな具合悪くなってしまえば良いのになあ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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