死による生の発散
横国の入試の問題が頭にこびりついて離れない。
「能力差と命の価値の差についてあなたの考えを述べなさい」
なんとなく、ここで考えるのを終わらせるのはもったいない
と思ってずっと頭に置いてる。剥がそうとしても剥がれない。
今日本屋さんに行ったら、「さくらももこ先生ありがとう」っていう帯でさくらももこさんの本がいっぱい売られてて、「生きる」が発散されてるなぁって感じた。10冊以上平積みの本が並んでて、凄かったんだけど。
死ぬってことは生きてたって事だよね。
生きている間も有名でも、死んだ瞬間に「この人は生きていました!!」って感じで、それまでの生の証明である本がたくさん売られるの。悪いことではないんだけど、よくも感じない。
特に作家さんだと。自分の日常や生活を、小説やエッセイとして売ってお金を稼いで。死んだら一気に拡散するなんてなんかなぁ。それで救われる人がいるのも事実なんだけど。
僕らって、アリストテレスとお話しできないじゃん。でも本を通じては、きっと1万年後も話せるじゃん。
急に、死によって、生を拡散されると、すごく命の価値が下げられた気がしてならないなぁ。社会的価値と絶対価値をもっと可視化して考えなきゃなぁ。
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