カメレオンの抜け殻

1日1本だけ、読むと元気になったりならなかったりするブログを書いてます。

キレイな呪いのかけ方

僕はきっと人間だ。

それなりに、なるべく「いい人間」でいようとする人間だ。

コンビニに入店する時、後ろから人が入ってくればドアを抑えたりする。電車でおばあちゃんがいれば席を譲る。

 

しかし僕はそれ以上に捻くれているので、「何だこいつ」と思うことがある。僕は「いい人間でいようとする人間」であって、「いい人間」ではない。

例えば、トイレに入ったら紙がなかった時とか「前のやつは一生シャンプーとボディソープ間違えろ」と思ってしまう。あるいはコンビニで、目の前の人に最後の一個のツナマヨおにぎりを買われた時も、「この人牛蒡アレルギーになれば良いのに」とか思ってしまう。

 

わかっている。これが良くない癖だと言うことはわかっている。

しかし、どうしようもない性分として身についてしまっているのだ。

 

僕自身、人に心の中で呪いをかけたときには、「申し訳ないなぁ」と思っている。それはそうだ。トイレの人は許せないが、ツナマヨおじさんは何も悪くない。

 

この癖をそのままにしておくのも良くないと思い、最近はもうすこし優しい呪いをかけようと心がけている。シャンプーとボディソープは間違えると致命傷なので、最近は「シャンプーとトリートメント」を間違える呪いにした。

 

欲を言えば、太宰か誰かが書いていた、「好きな人に花言葉を教える」と言った文学的で耽美な呪いをかけたいが、捻くれた感性の鈍い僕には、「牛蒡アレルギー」を「レンコンアレルギー」に変えるのが限界そうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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