プロパガンダ
最近、キューバに行ってみたい。
暖かくて、社会主義で、葉巻とモヒートのおいしい国に行きたい気分だ。
オードリーの若林は以前にキューバに行っていて、その時の紀行文を「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」というタイトルで出版している。
オードリーのANNバックナンバーを聞いていたら偶然にもこの本のことが聞こえてきたので、早速図書館に行って借りてきた。
近代キューバ史や、新自由主義と資本主義、社会主義の歴史だったり。
その中で革命博物館に行く下りがある。
革命博物館はプロパガンダが入っていて、東洋系(特に日本人)は感動して泣きながら出てくる人もいる。
みたいなことも書いてあった。
読んで思ったんだけど。
社会主義のプロパガンダを考えた人は、プロパガンダを意識していろんなものを作っているんでしょうか。
チェゲバラやカストロは頭もいいので、そこまで含めて考えていたのかもしれない。平和ボケしすぎているのと、民主主義や資本主義のプロパガンダを受けているせいでとても判断に困る。
きっとみんなが社会主義を嫌いな理由なんて、「資本主義に慣れちゃったから」とか「社会主義に今更変えるのなんてめんどくさそう」程度でしかないと思うんだよね。
本気で変えようとするチェやカストロみたいなのが出てきたら、コロッと変わってしまうんだろうね。
それでもプロパガンダを分かりながら推進してきたなら悪なような気がする。
生き地獄を変えようとしながら、もがく方法を探していく中でわざわざ思考を停止するような手段を取りながら自分の政策の価値を上げていこうなんてよくないような気がする。
でもそれも結局何かのプロパガンダなのかもしれないし、資本主義も社会主義もよくわからない。
唯一信じられる主義なんてシフォン主義くらいだよ。