CashとKush
誰かの日常を作りながら、自分の日常は形成されていく。
僕の上機嫌は誰かの不機嫌につながり、僕の眺望は誰かの嘲笑へと変わる。
夜中に行くコンビニは僕にとって特別でも、店員からしたら作業を中断して対応しなければいけない厄介な客だ。
最近1時間や2時間はとても短くて、何ともないようでとてつもない時間が過ぎていることを自覚する。
僕が聴いたらHIPHOP。君が聞けばただのラップミュージック。
綺麗な場所で聴く呂布カルマもRickyも意味はないから、BigUpするために最底辺で聴き続ける。
睡眠時間を現金に換えながら、作為的に無作為な日常を築き上げる。
ハイライトのデザインは気づけば変わるし、ゴールデンバットも忘れ去られる。
つまらん世界から、安価な快楽は認められなくなり、精神の高潔性と肉体の清潔性が求められる。
何かを成長させるために、何かをなくすなんて最高に意味がわからないわけで。
臭いものに蓋をしたって、いずれはメタンガスで蓋が爆発する。
コンクリで固められて、海に沈められた死体みたいに。
長生きしたいわけじゃないし、長生きが素晴らしいかなんてどうでもいいのに、世界と社会からは遮断されたまま不適合の烙印を押される。
合法と合法を合わせれば違法になるし。
ドブで楽しく暮らしているのに、綺麗な身なりの奴らがどぶさらいをして「こんなに汚れてますよ」って言ってくる世の中なんて何も変わらないし何も楽しくないね。
変わるために発信して、変えるために書く。
行動して金を稼いで、貧困から抜け出して、ドブにもっといい蓋をしてあげよう。
そんな世界のために今日も誰かの日常を作りながら、新しい世界を見据えて空の写真を撮る。